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この小さな木はオンコと言われているイチイの木に似ているがハイイヌガヤです。春、白い花が咲き、秋になって丸い実が緑から黒くなると、非常に美味しくなります。隣の木がマルバマンサクで、名前の由来は春まず咲く、或いはいっぱい、万も咲くことから付いたと言われています。
駐車場を取り囲むように立っている木はトチです。春、赤い花を咲かせ、秋になると茶色の実をいっぱい付けます。
この潅木はケナシヤブデマリです。オオカメノキに花も葉っぱも似ているが葉っぱの茎、葉柄の付け根がオオカメノキはハート型、ケナシヤブデマリがクサビ型となっているので見分けることができます。
春、融雪と同時にここの湿地にザゼンソウが群生します。お坊さんが座禅を組んでいる姿に似ていることから付いたそうです。湿地の中心部には花と葉っぱが薄緑色のアオザゼンソウ、その周りに葉っぱが緑で赤い花のザゼンソウが群生します。この辺りでは緑と赤が混色したような花や、斑入りのような花など様々なザゼンソウの花を楽しむことができます。
隣接地に咲くのがスミレサイシンとエゾエンゴサク、ここのエンゴサクは大型でこの山野草も様々な色の花を咲かせます。
水飲み場に着いたので、隣の写真撮影場所で1班の団体写真を撮影します。
撮影場所の後ろに立っている大きな木は先程説明したサワグルミです。
なお、水飲みは帰りにしてください。
撮影が終わると斜め向いの階段を登って世界遺産ブナ林散策道へ入って行きますので私の後に付いてきてください。
白神山地ビジターセンター 解説員 櫛引 英雄