第21話、暗門の滝遊歩道

暗門の滝遊歩道、左手前がブナ林散策道08年6月3日
ツガルフジ07年6月10日
タヌキラン09年6月2日

皆さん暗門川に下りました。これからは暗門の滝を目指します。

川原で10分間休憩します。石投げをしましょう。手の平位の小さく平たい石を拾ってください。何段飛ぶか競争だ。

それでは出発します。歩道は仮橋から始まりますが、これからは仮橋の連続で一方通行もあります。橋は狭く、長い橋は途中に待避所が設置されています。橋を渡る時、対向者が個人や家族等人数が少ない時は待避所で待つようお願いすることがありますが、団体の時は交差できないので渡り終えるまでどちらかが待たなければなりません。普通、先に渡った方が優先ですがいずれにしても私の指示に従ってください。

対向者が来ないので急いで渡りましょう。

暗門の滝歩道は小沢の横断や川の蛇行による日当たりの悪い場所があります。そこは春残雪となって仮橋が必要で、その風景は6月中旬ころまで続きます。

ここから先は一方通行となりますので、右側の歩道を登って行きます。

帰りは左の仮橋を渡って来ます。一方通行に入る前にこの花をご覧ください。ツガルフジです。詳細は分りませんが津軽で発見され、藤の花に似ているからだと思われます。

一方通行の途中ですがこの山野草は秋に花が咲くミヤマママコナといいます。津軽では米をママと言いますが、花の奥に米粒に似た白い小さな種が付きます。

一方通行が終わって歩道が広くなったので私の周りに集まって下さい。

この花はタヌキランです。水が湧き出ている急斜面で表土が浅い場所を好んで生息します。狸の尻尾に似ているから付いた名前です。ランの名前が付いているがラン科ではなくカヤツリグサ科です


白神山地ビジターセンター 解説員 櫛引 英雄