「しらかみな人」とつながるインタビュー 昌子の いつか白神でフォークダンスを。

第5回目 斉藤 智晴さん しらかみ十二湖株式会社 営業課長

「白神は日本で一番いいところ。」


白神山地の人気観光スポット・十二湖にほどなく近い宿泊施設・アオーネ白神十二湖で働く斉藤さんに十二湖観光のポイントや地元への想いをお聞きしました。


Q普段はどんなお仕事をしていますか?


「十二湖旅行のプランを作って旅行会社とやり取りをして。頻繁に東京なんかに出張して十二湖をPRして。まずは十二湖をPRしないとうちに来てくれないので。 他にもフロントやったりお客様の送迎をしたり、バスツアーの団体がたくさんが来て時は物産館のレジの手伝いに行ったりもします。ここに関することは何でもやります。」


Q白神山地が世界遺産に登録される前と後で変わったことはありますか?


世界遺産に登録された当時はまだ十二湖はメジャーじゃなくて。世界遺産になって何年か経ってからこの施設ができて、また何年か後に「リゾートしらかみ」の運行が始まった。ポスターには「青池」の写真が使われてさ。東京のあちこちの駅に貼られたのが大きくて。それがきっかけになって十二湖が首都圏の人の中で有名になったんですよね。」


Q十二湖観光のおすすめの時期は?


「確実に5月。ブナは芽吹きの葉っぱが一番いい。紅葉はなんとなく寂しい気がするから、春の方が好きです。そうそう、秋の青池のポスターって見たことないでしょ。大体が春か夏。お日様の関係で秋は黒っぽくなり、冬は更に池の色が真っ黒になっちゃいます。青池は夏至の前後が一番いいという事です。」


Q地元・深浦町と白神山地のいいところはどこですか?


「本当に地元の自然が好きです。山も海もそうだし川も。日本全国何カ所か自然に関する研修などに参加したけど、自然環境は日本ではここにかなう場所はないと思う。私自身も白神でまだ行ったことが無い場所がたくさんある。大げさかもしれませんが、白神は日本最後の秘境だと思っています。」


―日本最後の秘境としていつまでも残すべき自然ですね。十二湖を含めてまだ見ぬ白神山地のPRを進めていきたいと思いました。



(取材・文・編集/白神山地ビジターセンター 川島昌子  撮影/小田桐啓太)